
転職活動はいつ始める?在職中に動くときの時期の考え方
「そろそろ転職したい」と思いながら、仕事が落ち着いてから、ボーナスをもらってから、と先延ばしにしているうちに、気づけば何か月も経っている。そんな方は少なくないと思います。
転職活動に「この月が正解」という時期はありません。ただ、求人の動きと、自分の側の都合を両方並べてみると、動きやすい時期は見えてきます。
この記事では、在職中に転職活動を始めるときの時期の考え方を整理します。
- 転職活動に「いい時期」はある?
- 求人が出やすい時期は、いつと言われている?
- 自分の側のタイミングで考えること
- 退職したい時期から逆算するといつ動く?
- 状況別:始める時期の考え方の例4つ
- 「いつか」のまま止まらないために
- よくある質問
転職活動に「いい時期」はある?
求人は一年を通して出ています。だから、「この時期を逃したら転職できない」ということはありません。
そのうえで、時期を考えるときに見るところは2つです。
- 会社側の事情 … 求人が出やすい時期、採用が動きやすい時期
- 自分側の事情 … 仕事の繁忙期、賞与の支給日、退職の申し出の期限、気持ちや体調の状態
どちらか片方だけで決めるより、両方を並べて「この時期なら無理なく動ける」というところを探すのがいいと思います。
求人が出やすい時期は、いつと言われている?
一般には、会社の年度や人事の動きに合わせて、求人が増えやすい時期があると言われています。
| 時期 | 一般に言われる会社側の動き | 自分側で考えたいこと |
|---|---|---|
| 1月〜3月 | 新年度に向けた採用が動きやすい | 年度末の繁忙期と重なりやすい |
| 4月〜6月 | 新年度の体制が決まり、欠員の補充が出てくる | 夏の賞与の支給日を確認する |
| 7月〜9月 | 下半期に向けた採用が動きやすい | 夏季休暇を面接の日程に使える |
| 10月〜12月 | 年内や年明けの入社に向けた採用がある | 冬の賞与と年末の繁忙期を確認する |
これはあくまで一般的な傾向で、業界や会社によって違います。事務職は欠員の補充で募集が出ることも多いので、時期に関係なく良い求人が出ることがあります。時期を待つより、気になる求人をこまめに見ておくほうが確実だと思います。
求人の時期はあくまで目安です。自分が動ける時期のほうを優先して大丈夫です。
自分の側のタイミングで考えること
在職中に動くなら、会社側の時期より、自分の側の事情のほうが大きく影響します。確認しておきたいのは次のところです。
- いまの仕事の繁忙期 … 面接の日程を取りにくい時期と、退職を切り出しにくい時期
- 賞与の支給日と条件 … 支給日に在籍していることが条件になっている会社もあります。就業規則で確認しておきましょう
- 退職の申し出の期限 … 何か月前までに伝えるかは、会社の就業規則に書かれていることが多いです
- 有給休暇の残り … 面接や、退職前の休みに使えるか
- 気持ちと体調 … いちばん大事なところです
最後の項目は、ほかの条件より優先してほしいと思っています。私は、通勤が往復3時間になった会社で体調を崩して退職しました。体調が崩れてからでは、転職活動を進める余力も残りにくくなります。しんどさが続いているなら、時期を待たずに、まず情報を集めるところから始めていいと思います。
退職したい時期から逆算するといつ動く?
「この頃には新しい職場にいたい」という時期があるなら、そこから逆算すると、動き出す時期が決めやすくなります。
一般的な流れを並べると、次のようになります。
- 準備 … 自己分析、職務経歴書の作成、求人を見始める
- 応募と面接 … 書類選考から面接、内定まで
- 退職の申し出と引き継ぎ … 就業規則の期限に合わせて伝え、引き継ぎをする
- 入社
それぞれにかかる期間は人によって大きく違います。応募する数や面接の回数、引き継ぎの量によって変わるので、余裕をもって数か月は見ておくのが安心です。
働きながら進めるスケジュールの組み方は、在職中の転職活動。働きながら進めるスケジュールの組み方に詳しく書いています。退職の伝え方は、退職の切り出し方。タイミングと、角が立たない伝え方を参考にしてください。
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私も複数のエージェントを並行して使っていて、そのうちの一つがアデコでした。プッシュされなかったので、気持ちが楽でした。なお、アデコ経由で転職が決まったわけではありません。並行して自分で受けていた会社のほうが条件に合い、そちらに決めています。

状況別:始める時期の考え方の例4つ
例1:いまの仕事が忙しくて、面接の時間が取れない
繁忙期のあいだは、職務経歴書を書く、求人を眺めるなど、時間の融通がきく準備だけ進めておきます。落ち着く時期が見えたら、そこから応募を始めます。準備が先に済んでいると、動き出してからが早くなります。
例2:賞与をもらってから辞めたい
支給日と、支給の条件を就業規則で確認します。そのうえで、支給日のあとに退職の申し出ができるように、内定の時期を逆算して動き始めます。
例3:入社して1年未満で、早すぎるか迷っている
在籍期間だけで判断しなくて大丈夫です。辞めたい理由を「合わなかった条件」として言葉にできるかを先に考えてみてください。言葉にできたら、求人を見始めてもいい時期だと思います。
例4:とくに不満はないけれど、なんとなく先が不安
急いで応募しなくても、求人を見たり、エージェントに話を聞いたりするだけでも、いまの自分の立ち位置が分かります。情報を集めることと、転職を決めることは別のことです。
例3について、私は新卒で入った会社を2ヶ月で辞めています。短い在籍期間の伝え方は、20代の短期離職は不利じゃない。新卒2ヶ月で辞めた私がやったことにまとめました。
「いつか」のまま止まらないために
時期を考えているうちに、何も動かないまま時間が経つことがあります。完璧なタイミングを待つより、小さく始めておくほうが、いざというときに動けます。
- 職務経歴書を一度書いてみる
- 気になる求人を週に一度だけ見る
- 就業規則で、退職の申し出の期限と賞与の条件を確認する
- エージェントに登録して、話を聞いてみる
どれも、転職を決めていなくてもできることです。職務経歴書は、私も書くときに「書くことがない」と思いました。でも実際は、やってきたことが言葉になっていなかっただけでした。早めに一度書いておくと、自分が何をしてきたかが見えて、時期の判断もしやすくなります。
書き方は、事務職の職務経歴書。「書くことがない」と思ったときの棚卸しのしかたに手順を書いています。
退職の申し出の期限や、賞与・有給休暇の扱いは、会社によって違います。時期を決める前に、いまの会社の就業規則を一度確認しておきましょう。
まずは、カレンダーに「繁忙期」と「賞与の支給日」を書き込んでみてください。動ける時期が見えてきます。
よくある質問
転職活動は、仕事を辞めてから始めたほうがいいですか?
収入が途切れない、焦って決めずに済むという点で、在職中に始めるほうが進めやすいことが多いです。ただ、体調を崩しているなど、続けるのが難しい場合はこの限りではありません。
転職活動には、どのくらいの期間がかかりますか?
人によって大きく違います。準備、応募と面接、退職の手続きと引き継ぎがあるので、余裕をもって数か月は見ておくと安心です。
ボーナスをもらってから辞めても問題ありませんか?
一般的には問題ありません。支給日に在籍していることが条件になっている会社もあるので、就業規則で支給の条件を確認しておきましょう。
求人が少ない時期に動くのは不利ですか?
求人は一年を通して出ています。事務職は欠員の補充で募集が出ることも多いので、時期にかかわらず、気になる求人をこまめに見ておくのがいいと思います。
入社して半年でも、転職活動を始めていいですか?
始めて大丈夫です。在籍期間よりも、辞めたい理由を条件の言葉で説明できるかのほうが大事です。
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