
在職中の転職活動。働きながら進めるスケジュールの組み方
転職したい気持ちはあるけれど、仕事から帰るともう何もする気が起きない。そんな毎日の中で、転職活動をどう進めればいいのか分からない人は多いと思います。
働きながらの転職活動は、気合いよりも、時間の割り振り方で進み方が変わります。やることを小さく分けて、いつ何をするかを先に決めておくと、疲れている日でも少しずつ前に進めます。
この記事では、在職中に転職活動を進めるときの流れと、スケジュールの組み方を整理します。
- 在職中と退職後、どちらで動くのがいい?
- 転職活動の全体の流れ
- 働きながら時間を作るコツ
- 面接の日程はどう調整する?
- 状況別:スケジュールの組み方の例
- 会社に知られないようにするには?
- 内定が出たら、退職はどう進める?
- よくある質問
在職中と退職後、どちらで動くのがいい?
どちらにも良いところがあります。一般には、在職中に動くほうが、収入が途切れない分、落ち着いて選びやすいと言われています。
退職後に活動すると時間は自由に使えますが、「早く決めないと」という焦りから、条件をよく確かめないまま決めてしまうことがあります。一方で、今の仕事で体調を崩しかけているなど、働き続けること自体がつらい場合は、先に休むことを優先してもいいと思います。
この記事では、在職中に進める前提で書いていきます。
転職活動の全体の流れ
働きながらの場合、始めてから入社するまでに、数ヶ月ほどかかることが多いです。ここに退職の手続きや引き継ぎの期間も含まれます。
全体の流れを表にしました。期間はあくまで目安です。
| 段階 | やること | 期間の目安 |
|---|---|---|
| 準備 | これまでの仕事の書き出し、転職の理由と条件の整理 | 2週間ほど |
| 書類づくり | 履歴書・職務経歴書の作成 | 1〜2週間ほど |
| 応募 | 求人を探して応募する。エージェントを使うなら面談もここで | 2週間〜1ヶ月ほど |
| 面接 | 一次・二次面接など。会社によって回数は違う | 1ヶ月ほど |
| 内定・退職 | 条件の確認、退職の申し出、引き継ぎ | 1〜2ヶ月ほど |
表を見ると長く感じるかもしれませんが、準備と書類づくりを最初に済ませておくと、そのあとはかなり楽になります。応募や面接の準備は、書き出した内容を使い回せるからです。
書き出しのやり方は、事務職の職務経歴書。「書くことがない」と思ったときの棚卸しのしかたで紹介しています。
働きながら時間を作るコツ
働きながら転職活動をするとき、いちばん足りなくなるのは時間と気力です。次のように、やることを平日と週末で分けておくと続けやすくなります。
- 平日の夜(15〜30分):求人を見る、気になるものに印をつける、連絡に返信する
- 週末(2〜3時間):書類を書く、応募する求人を決める、面接の準備をする
- 通勤時間:求人票を読む、面接で聞かれそうなことを頭の中で整理する
ポイントは、平日に頭を使う作業を入れないことです。仕事で疲れた夜に職務経歴書を書こうとしても、なかなか進みません。考える作業は週末にまとめて、平日は「見るだけ」「返すだけ」にしておくと、気持ちが楽になります。
疲れている日は「求人を1件だけ見る」でも十分です。止めないことのほうが大事だと思います。
面接の日程はどう調整する?
在職中の転職活動で、多くの人が悩むのが面接の日程です。
最近は、一次面接をオンラインで行う会社や、夕方以降の時間に面接を設定してくれる会社もあります。応募のときに「在職中のため、平日は18時以降だと助かります」と伝えておくと、調整してもらえることがあります。
それでも平日の日中しか空いていない場合は、有給休暇や半休を使うことになります。面接が続きそうな時期には、同じ週に面接をまとめて入れると、休みを取る回数を減らせます。
日程を伝えるときの例文
「現在在職中のため、平日は18時以降、または土曜日であれば調整が可能です。ご都合が合わない場合は、日中の時間も休みを取って伺いますので、候補日をいくつかいただけますと幸いです。」
転職エージェントを使う場合は、面接の日程調整を代わりにやってもらえることがあります。仕事中に企業とやり取りしなくて済むので、在職中にはありがたい部分です。
私は転職活動のとき、複数のエージェントを並行して使っていました。そのうちの一つがアデコで、面接の前後に担当の方が連絡をくれたのが、気持ちの面で助かりました。ただ、紹介してもらった求人は自宅から遠いなど条件が合わず、最終的には自分で並行して受けていた会社に決めています。エージェントも自分での応募も、どちらか一つに絞らなくていいと思います。
複数のエージェントを使うときの注意点は、転職エージェントは複数使っていい?並行して使うときの注意点にまとめています。
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状況別:スケジュールの組み方の例
働き方によって、使える時間は違います。よくある状況ごとに、組み方の例を挙げます。
例1:残業が多く、平日の夜はほとんど動けない人
平日は通勤時間に求人を見るだけにして、書類や応募は週末にまとめます。面接は、オンラインや土曜日に対応している会社を優先して探すと進めやすくなります。
例2:定時で帰れるが、疲れて気力が残らない人
「月曜は求人を見る」「水曜は連絡を返す」のように、曜日ごとにやることを一つだけ決めておきます。やることが決まっていると、迷う時間が減ります。
例3:シフト勤務で、平日に休みがある人
平日の休みは面接を入れやすい日です。休みの日が分かったら、早めに応募先に候補日として伝えておくと、日程が組みやすくなります。
例4:繁忙期が決まっている人
繁忙期に面接が重なると、休みを取るのが難しくなります。繁忙期の前に書類づくりまで済ませておき、落ち着いた時期に応募と面接を集中させる組み方があります。
いつ動き始めるかについては、職場の繁忙期や賞与の時期などを気にする人も多いと思います。自分の職場のカレンダーを見ながら、無理のない時期を選んでください。

会社に知られないようにするには?
内定が出る前に今の会社に知られると、気まずくなったり、引き止めにあったりすることがあります。次のことに気をつけておくと安心です。
- 会社のパソコンやメールアドレスで転職活動をしない
- 職場の人に、転職を考えていることを話さない(仲の良い同僚でも、内定までは控えるほうが無難です)
- 面接のための休みは、理由を細かく言わなくていい(「私用のため」で問題ないことが多いです)
- 面接の日に、普段と違う服装で出社すると目立つことがある
内定が出たら、退職はどう進める?
内定が出たら、まず入社日を新しい会社と相談します。在職中の場合、引き継ぎの期間が必要なので、内定から入社までに1〜2ヶ月ほどみておく会社が多いです。
退職の申し出をいつまでにすればいいかは、会社の就業規則に書かれていることが多いので、先に確認しておいてください。退職の申し出は、内定の条件を書面で確認してからにすると安心です。
退職の伝え方については、退職の切り出し方。タイミングと、角が立たない伝え方で詳しく書いています。
まずは今週末に30分だけ、これまでの仕事を書き出すところから始めてみてください。
よくある質問
在職中の転職活動は、どのくらいの期間がかかりますか?
人によって違いますが、準備から入社まで数ヶ月ほどかかることが多いです。退職の手続きや引き継ぎの期間も含めて考えておくと、慌てずに済みます。
面接のために有給休暇を使ってもいいですか?
有給休暇の使い道を会社に細かく伝える必要はない、と一般には考えられています。申請の方法は会社によって違うので、就業規則を確認してください。
応募は何社くらい同時に進めればいいですか?
働きながらの場合、面接が重なりすぎると負担が大きくなります。自分の使える時間に合わせて、無理なく準備できる数に絞るほうが進めやすいです。
内定をもらってから退職を伝えても間に合いますか?
多くの場合は間に合います。入社日を新しい会社と相談し、就業規則にある申し出の期限に合わせて退職を伝える流れが一般的です。
転職活動が今の会社に知られたら、どうすればいいですか?
慌てて否定したり、言い訳を重ねたりする必要はありません。今の仕事はきちんと続けることを伝え、業務に影響が出ないようにしておけば十分です。
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