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青空の下でカバンを持ち、前を向いて歩く女性

20代の短期離職は不利じゃない。新卒2ヶ月で辞めた私がやったこと

2026年8月26日

新卒で入った会社を、2ヶ月で辞めました。

当時いちばん怖かったのは、次の仕事が見つからないことではなく、「2ヶ月で辞めた人」として一生見られることでした。

結論から言うと、そうはなりませんでした。ただし、何も考えずに動いていたら、たぶんそうなっていたと思います。この記事では、短期離職が不利に働く場面と、そうならないための伝え方を、実体験から書きます。

この記事の内容
  1. 新卒2ヶ月で辞めたときに起きたこと
  2. 短期離職が不利になるのは「期間」ではない
  3. 面接で聞かれることは、だいたい3つ
  4. 私が失敗した伝え方
  5. 短期離職を弱みにしない3つの準備
  6. それでも動けないときに

新卒2ヶ月で辞めたときに起きたこと

田舎から上京したばかりでした。両親も就職を喜んでくれていて、辞めるという選択肢は、自分の中にも最初はありませんでした。

望んでいない配属先で、数字のプレッシャーがあって、サービス残業で終電に乗る毎日。ある時期から、通勤中に自然と涙が出るようになりました。体のほうが先に限界を伝えてきた感じでした。

退職して、無職になりました。スキルもなく、職歴は2ヶ月です。

転職エージェントに登録して、最初の面談で言われたのは「ご紹介できる求人がありません」でした。

いま振り返ると、これは当然でもありました。私は「何ができるか」も「何がしたいか」も答えられず、ただ「早く決めたい」とだけ言っていたからです。

短期離職が不利になるのは「期間」ではない

採用する側が短い在籍期間を見て気にしているのは、「またすぐ辞めるかどうか」の一点です。

つまり見られているのは、辞めた事実ではなく、次に同じことが起きる確率です。

だから、「2ヶ月だから不利」ではありません。次のように見えたときに、はじめて不利になります。

逆に、この3つが言えていれば、期間の短さはそこまで問題になりません。むしろ「自分に合わない環境を早く判断できる人」として見られることもあります。

第二新卒という枠があります。卒業から3年以内であれば、社会人経験が浅いことを前提に採用する求人が一定数あります。「経験が足りない」ことを織り込んだ枠なので、20代前半なら、まずここが選択肢になります。

面接で聞かれることは、だいたい3つ

短期離職があると、聞かれる質問はほぼ決まっています。

  1. なぜ辞めたのか
  2. 辞める前に、何かできることはなかったのか
  3. 次はどうして続けられると思うのか

2番目が、いちばん答えにくい質問です。ここで「何もできませんでした」と言うと、環境のせいだけにしている印象になります。

実際には、相談してみた、配置転換を聞いてみた、体調のことを伝えてみた——小さくても動いた事実があるはずです。それを一つ出せると、印象がまったく変わります。

いま思うと、いちばん反省しているところです。

窓際のデスクで頭を抱えている様子

私が失敗した伝え方

正直に書くと、私は最初の転職で伝え方を間違えました。

「残業が多かった」「配属が希望と違った」と、起きたことをそのまま説明していました。嘘ではありません。でもこれは、次の会社でも同じことが起きたら、また辞めますと言っているのと同じでした。

そして私は、待遇と会社の将来性ばかりを見て次を決めました。自分の適性ややりたいことからは、目を逸らしていました。

その結果どうなったかというと、次に入った営業事務が、まったく向いていませんでした。ミスばかりして、正社員で安定はしているけれど、これが自分のやりたいことなのかと、また同じ問いに戻りました。

短期離職そのものより、「早く決めたい」で選んだことのほうが、あとから響きました。

短期離職を弱みにしない3つの準備

1. 辞めた理由を「合わなかった条件」に翻訳する

「上司が嫌だった」ではなく、「評価が数字だけで決まる環境が合わなかった」。
「残業が多かった」ではなく、「繁忙期以外も終電が続く働き方が続かなかった」。

人を主語にすると愚痴に聞こえますが、条件を主語にすると、次の会社選びの基準になります。

2. 合う条件を、先に3つ書き出す

合わなかった条件が言葉になると、その裏返しが「合う条件」になります。ここが次の求人選びの物差しになります。

私の場合は、あとから考えると「数字で評価されない」「繁忙期が読める」「人の役に立っている実感がある」でした。これを最初から持っていれば、営業事務は選んでいなかったと思います。

3. 2ヶ月でも「やったこと」を棚卸しする

短くても、業務はしています。使ったツール、覚えた手順、任された範囲。書き出すと、思っているより出てきます。

職務経歴書に書けることが1行でもあると、「何もしていない2ヶ月」ではなくなります。

ここだけは、同じ遠回りをしなくていいと思っています。

それでも動けないときに

ここまで書いておいて何ですが、私はこれを一人でやろうとして失敗しました。

辞めた直後は、視野が狭くなります。「早く決めないと」という気持ちが強くて、自分に合う条件を考える余裕がありません。私はその状態のまま、待遇だけを見て次を決めました。

いま同じ状況の人に言うとしたら、決める前に、一度誰かに話してくださいということです。友人でも、家族でも、キャリアの相談窓口でもかまいません。

自分の中だけで結論を出すと、だいたい「早く終わらせる」方向に倒れます。そこだけは、私と同じ遠回りをしなくていいと思っています。