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転職エージェントは複数使っていい?並行して使うときの注意点

2026年9月18日

転職エージェントに登録しようと思ったとき、「何社も登録したら失礼なのでは」「1社に決めて、そこの担当者を信じたほうがいいのでは」と迷う方は多いと思います。登録したあとに連絡がたくさん来て、手に負えなくなるのが心配、という声もよく聞きます。

私は、最初に行った転職エージェントで「紹介できる求人がありません」と言われました。そのあと1社に絞るのをやめて、名の知れた大手も含めた複数のエージェントを並行して使いました。

この記事では、エージェントを複数使ってもいいのか、並行して使うときに何に気をつければいいのかを整理します。

この記事の内容
  1. エージェントは、複数使ってかまわない
  2. 複数使うと、何がよいのか
  3. 並行するときの注意点1:同じ求人に重ねて応募しない
  4. 並行するときの注意点2:応募の状況を1か所にまとめる
  5. 並行するときの注意点3:希望条件を、どこにも同じように伝える
  6. 何社くらいから始めればいいか
  7. 自分での応募も、並行してかまわない
  8. 登録する前にやっておくこと

エージェントは、複数使ってかまわない

先に結論を書くと、転職エージェントを複数使うことは、ごく一般的な進め方です。エージェント側も、登録した人がほかのサービスを使っている可能性があることは分かっています。複数に登録していること自体が、失礼にあたるわけではありません。

迷ってしまう理由のひとつは、エージェントを「一人の担当者に全部をお願いする場所」と考えてしまうことだと思います。でも実際には、エージェントごとに持っている求人も、得意な職種や地域も違います。担当者との相性もあります。1社だけで判断すると、そのエージェントの持っている範囲の中でしか、求人を見られないことになります。

「紹介できる求人がありません」という言葉も、一般には「そのエージェントが、その時点で紹介できる求人がない」という意味です。ほかのどこにも求人がない、という意味ではありません。(私が言われたときの話はこちらの記事に書いています)

1社に断られたら終わり、ではありません。その1社で見えている範囲が、たまたま合わなかっただけのこともあります。

複数使うと、何がよいのか

並行して使うことには、次のようなよさがあると言われています。

  • 見られる求人の幅が広がる … エージェントによって、扱っている求人が違います。事務職の求人を多く持っているところもあれば、別の職種が中心のところもあります
  • 担当者を比べられる … 話しやすさ、提案のしかた、連絡の頻度は、担当者によってかなり違います。比べてみて初めて、自分に合うやり方が分かることもあります
  • 意見を1つに頼らずに済む … 書類や希望条件について、複数の人から意見をもらえます。言われることが違ったときは、自分がどうしたいかを考えるきっかけにもなります
  • 気持ちの支えが1本にならない … 1社からの連絡が途切れても、ほかに相談できる先があると、落ち込みすぎずに済みます

私が並行して使っていたうちの1つが、アデコでした。担当は女性の方で、親身に話を聞いてくれました。プッシュされなかったので、気持ちが楽でした。書類を見てもらい、面接の前後には連絡をくれて、気持ちの面で助けてもらいました。事務の求人をたくさん持っている印象もありました。

一方で、紹介してもらった求人は良いものだったのですが、自宅から遠いなど、私の条件とは合いませんでした。同じエージェントでも、合うところと合わないところがある。それが分かるのも、複数を見ているからだと思います。(使ってみた話はこちらの記事に詳しく書いています)

並行するときの注意点1:同じ求人に重ねて応募しない

いちばん気をつけたいのが、同じ会社の同じ求人に、別々のエージェントから応募してしまうことです。

人気のある求人や、募集の多い事務職の求人は、複数のエージェントが同時に扱っていることがあります。それぞれの担当者から同じ求人を紹介されて、よく確かめずにどちらにも「応募します」と返事をすると、企業には同じ人の書類が2か所から届くことになります。

企業側は、どちらのエージェントを通した応募として扱えばいいのか困ってしまいますし、応募する側も管理が行き届いていない印象を持たれかねません。一般に、同じ求人への重複応募は避けたほうがよいとされています。

防ぐ方法は、難しくありません。

  • 紹介された求人は、会社名と職種をセットで控えておく
  • 応募の返事をする前に、ほかのエージェントや自分ですでに応募していないかを確かめる
  • すでに応募している求人を別のエージェントから紹介されたら、「別のところから応募済みです」と正直に伝える

最後の一言は、言いにくく感じるかもしれません。でも、担当者にとっても大事な情報なので、隠すより伝えたほうがお互いに動きやすくなります。

並行するときの注意点2:応募の状況を1か所にまとめる

複数のエージェントを使い始めると、連絡の数が一気に増えます。メール、電話、それぞれのサービスの画面からのお知らせ。どこから何の連絡が来たのか、分からなくなりやすいところです。

そこで、応募の状況を1か所にまとめておくことをおすすめします。ノートでも、スマートフォンのメモでも、表計算ソフトでもかまいません。書いておきたいのは次のような項目です。

  1. 会社名と職種
  2. どこから応募したか … どのエージェントか、自分で応募したか
  3. いまの段階 … 書類選考中、面接日の調整中、結果待ちなど
  4. 次にやること … 返事の期限、面接の日時、準備すること

これがあると、担当者から「ほかの選考はどうなっていますか」と聞かれたときにも、すぐに答えられます。面接の日程が重なりそうなときにも、早めに気づけます。

連絡への返事は、すぐに決められないときでも「確認して、◯日までにお返事します」と一言返しておくと、相手も予定を立てやすくなります。すべてにすぐ答えようとすると疲れてしまうので、返事をする時間帯を1日のどこかに決めておくのもひとつの方法です。

明るい席に置かれたノートとコーヒー

並行するときの注意点3:希望条件を、どこにも同じように伝える

エージェントごとに話す内容が変わってしまうと、紹介される求人もばらばらになります。希望条件は、どのエージェントにも同じように伝えるのが基本です。

特に、次のような「ゆずれない条件」は、最初の面談ではっきり伝えておくと、話が早くなります。

  • 通える範囲 … 通勤時間の上限、使える路線など
  • 働ける時間 … 残業ができるかどうか、勤務時間の希望
  • 希望する職種 … 一般事務か、営業事務か、など

私はアデコで紹介された求人が、自宅から遠いなどの理由で合いませんでした。通える範囲がはっきりしている方は、最初に「この範囲で求人がありますか」と聞いてしまうほうが、お互いに時間を使わずに済むと思います。

また、ほかのエージェントも並行して使っていることは、隠さずに伝えてかまいません。担当者は、ほかの選考の進み具合が分かっているほうが、面接の日程や返事のタイミングを調整しやすくなります。どこのエージェントかまで細かく言う必要はありませんが、「ほかにも相談しています」「ほかで面接が進んでいる会社があります」と伝えておくと、話がかみ合いやすくなります。

担当者との相性は、あります。話しにくい、希望と違う求人ばかり届く、と感じたときは、一般に担当者の変更をお願いできる場合もあります。複数を並行していれば、1社と合わなくても、ほかの相談先で進められます。

何社くらいから始めればいいか

「何社がいい」という決まりはありません。ただ、数を増やすほど連絡と管理が大変になるので、自分が無理なくやりとりできる数から始めるのがいいと思います。

働きながら転職活動をしている方なら、まずは2つほどに登録して面談を受けてみて、担当者との相性や、紹介される求人の傾向を見てから、足すかどうかを決めるくらいでも十分です。

選ぶときは、次のように組み合わせを考えると、偏りが出にくくなります。

  • 幅広い職種を扱っているところと、事務職など特定の職種に強いところ
  • 求人を多く見られるところと、相談や書類の手伝いを丁寧にしてくれるところ

登録したものの使わなくなったサービスは、そのままにせず、担当者に「今回は別のところで進めます」と伝えたり、退会の手続きをしたりしておくと、連絡に追われずに済みます。

自分での応募も、並行してかまわない

エージェントを使っていると、「応募はすべてエージェント経由でしなければいけない」と思ってしまうことがあります。でも、気になる会社に自分で直接応募することも、並行してかまいません。

私の場合、最終的に決めたのは、エージェント経由の会社ではありませんでした。アデコ経由では決まっておらず、並行して自分で受けていた会社のほうが条件が合って、そちらに決めました。

ただし、ここでも注意点1と同じことが言えます。自分で応募した会社を、あとからエージェントに紹介されることがあります。自分で応募している会社は、表に書いておいて、紹介されたときには「そこは自分で応募しています」と伝えるようにします。

エージェントは、求人を探す手段のひとつです。エージェント経由で決まっても、自分で見つけた会社に決まっても、自分に合う職場に入れれば、それでいいのだと思います。書類を見てもらったり、面接の前に話を聞いてもらったりしたことは、どの会社を受けるときにも使えます。

どこ経由で決まったかより、自分の条件に合う会社に入れたかどうかのほうが大事だと思っています。

登録する前にやっておくこと

複数のエージェントに同じ条件を伝えるためにも、登録する前に、次のことを書き出しておくと進めやすくなります。

  1. ゆずれない条件を3つ … 通える範囲、働ける時間、希望する職種など
  2. これまでやってきた仕事 … 職種名だけでなく、実際にやった作業
  3. 前の職場で合わなかったこと … 人ではなく、条件を主語にして
  4. 応募の状況をまとめる場所 … ノートでもメモでもかまいません

2番目は、そのまま職務経歴書の材料になります。面談で何を話せばいいかは、面談の前に用意しておく4つにもまとめています。

まずは、ゆずれない条件を3つ、紙に書いてみるところから始めてみてください。それが決まっていると、エージェントが1社でも複数でも、話がぶれにくくなります。

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さぶこ

この記事を書いた人|さぶこ

新卒2ヶ月で退職 → 外資系商社の営業事務 → メーカーで商品企画を約10年。転職を何度も重ね、副業も6つ試して失敗しました。いまは在宅で働いています。「スキルがない」と思っていた頃の自分に渡したいことを書いています。

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