
転職エージェントに「紹介できる求人がありません」と言われた話
新卒で入った会社を2ヶ月で辞めたあと、転職エージェントに登録しました。
初回の面談で言われたのは、「現時点でご紹介できる求人がありません」でした。
そのときは、職歴が2ヶ月しかないせいだと思いました。いま振り返ると、それだけではなかったと思います。私が、何も持っていかなかったからです。
この記事では、あのとき準備しておけばよかったことを、失敗した側から書きます。(辞めたときの話はこちらの記事に書いています)
- 面談で、私は何も答えられなかった
- エージェントは「代わりに考えてくれる人」ではない
- 面談で必ず聞かれる3つのこと
- 面談前に用意しておくとよかった4つ
- 合わないと感じたときにできること
- 最後に決めるのは自分
面談で、私は何も答えられなかった
面談で聞かれたのは、難しいことではありませんでした。
「どんな仕事を探していますか」「これまでどんな業務をされていましたか」「希望の条件はありますか」。
私の答えは、こうでした。
「とにかく早く決めたいです」
それ以外に言えることがありませんでした。何ができるかも、何がしたいかも、自分で分かっていなかったからです。
いま自分が面談する側だったら、たぶん同じことを言うと思います。材料がなければ、紹介のしようがありません。
断られたと思っていましたが、そもそも渡すものを渡していませんでした。
エージェントは「代わりに考えてくれる人」ではない
当時の私は、登録すれば自分に合う仕事を探してきてくれるのだと思っていました。
これが、いちばんの勘違いでした。
エージェントの仕事は、こちらが出した条件に合う求人を探して、間に立って進めることです。条件を決めるのは、こちら側です。
だから、条件が空っぽのまま行くと、何も始まりません。逆に言うと、条件さえ出せれば、かなり動いてくれます。企業ごとの内情や、面接で何を見られるかといった情報は、一人で調べるより早く手に入ります。
面談で必ず聞かれる3つのこと
どこに登録しても、だいたいこの3つは聞かれます。
- これまで何をしてきたか(職歴と、実際の業務内容)
- なぜ転職するのか(辞めた理由、辞めたい理由)
- 次に何を求めるか(仕事内容・条件・優先順位)
詰まりやすいのは3番目です。「残業が少ないところ」「人間関係がいいところ」と答えたくなりますが、これはどの求人にも当てはまってしまうので、絞り込みの材料になりません。
面談前に用意しておくとよかった4つ
1. 職歴を時系列で書き出しておく
会社名・在籍期間・部署・実際にやっていた業務。きれいな文章にする必要はなく、箇条書きで十分です。
短い在籍期間でも、飛ばさずに書いておいたほうがいいです。あとで書類を作るときに、結局必要になります。
2. できることを、動詞で書き出しておく
「事務」ではなく、「請求書を作る」「電話で問い合わせに答える」「Excelで一覧を作る」「複数人の予定を調整する」。
動詞にすると、自分でも思っていたより出てきます。資格がなくても、やってきたことはあります。
3. 合わなかった条件を書き出しておく
前の職場で何がしんどかったかを、人ではなく条件で書きます。
「上司が嫌だった」ではなく「評価が数字だけで決まる環境が合わなかった」。人を主語にすると愚痴になりますが、条件を主語にすると、次の会社選びの基準になります。
4. 希望の優先順位を3つに絞る
全部は叶いません。だから、これだけは譲れないという順に3つ決めておきます。
私の場合、あとから考えると「数字で評価されない」「繁忙期が読める」「人の役に立っている実感がある」でした。これを最初から持っていたら、次の職場選びは変わっていたと思います。
この4つは、紙1枚に書けます。それだけで面談の中身が変わります。
合わないと感じたときにできること
担当者との相性は、あります。
急かされている気がする、希望と違う求人ばかり出てくる、話を聞いてもらえていない感じがする。そう感じたときは、担当を替えてもらえます。問い合わせ窓口から連絡すれば対応してもらえることがほとんどです。
また、登録先は1社に絞らなくてかまいません。持っている求人が違うので、2〜3社に登録して比べている人は多いです。
ただし、増やしすぎると連絡のやりとりだけで消耗します。私は、そこまで手が回りませんでした。
最後に決めるのは自分
エージェントは、企業から報酬を受け取って成り立っています。だから、決まってほしいという気持ちは当然あります。
これは悪いことではなく、仕組みとして知っておけばいい話です。知っていれば、「今が決めどきですよ」と言われたときに、一度持ち帰る判断ができます。
私が最初の転職で失敗したのは、エージェントのせいではありませんでした。「早く決めたい」という気持ちのまま、自分で決めてしまったからです。
使えるものは使って、決めるところだけは自分でやる。その距離感がちょうどいいと思っています。
その後、私が使ったエージェント
最初の面談で断られたあと、私はいくつかのエージェントに登録し直しました。名前を聞けば分かるような大手にも登録して、並行して進めていました。
そのうちのひとつが、アデコでした。
先に正直に書いておきます。私は、アデコ経由で転職が決まったわけではありません。同じ時期に自分で応募していた会社のほうが条件に合って、最終的にはそちらに決めました。
それでも、使ってよかったと思っています。
担当してくださったのは女性の方でした。いちばんありがたかったのは、急かされなかったことです。「今が決めどきですよ」と背中を押されることがなく、こちらの話をひととおり聞いてもらえました。当時の私には、それだけで気持ちが楽でした。
してもらったことは、地味なことばかりです。応募書類を見てもらったこと。面接の前と後に、連絡をくれたこと。
この連絡が、思っていたよりずっと支えになりました。
とくに面接の前後の連絡は、いま思い返しても助かりました。転職活動をしていると、うまくいかない日が続きます。一人で抱えていると気持ちが落ちていくので、誰かが状況を分かっていてくれるというだけで、かなり違いました。
紹介してもらった求人も、内容は良いものでした。ただ、自宅から遠いなど条件が合わず、私は先に進みませんでした。事務の求人をたくさん持っている印象だったので、そこは人によって合う合わないが出るところだと思います。
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登録したあとに希望条件を入れておくと、条件の近い求人の案内が届きます。入れないままだと連絡が来ないので、そこまでは進めておくのをおすすめします。
よかったところと合わなかったところは、こちらの記事にもう少し詳しく書いています。
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