
第二新卒とは?いつまでを指すのか、転職でどう見られるのか
新卒で入った会社を早めに辞めたとき、求人票で「第二新卒歓迎」という言葉を見かけると思います。
私も見ました。そして、自分がそこに入るのかどうかが分かりませんでした。2ヶ月しか働いていない人間が「第二新卒」を名乗っていいのか、判断がつかなかったからです。
この記事では、第二新卒がどこからどこまでを指すのか、企業側がなぜこの枠を作っているのかを整理します。
- 第二新卒に、はっきりした定義はない
- 「既卒」との違い
- なぜ企業は第二新卒を採るのか
- 第二新卒が有利になる場面
- 第二新卒でも不利になる場面
- 応募の前にやっておくこと
第二新卒に、はっきりした定義はない
まず知っておきたいのは、第二新卒には法律で決まった定義がないということです。
一般には、学校を卒業して就職したあと、おおむね3年以内に転職を考えている人を指して使われます。年齢でいうと、20代前半から半ばあたりが中心です。
ただし、これは各社が採用のときに使っている言葉なので、企業によって範囲が違います。「卒業後3年以内」と書いている会社もあれば、年齢だけで区切っている会社もあります。
在籍期間の長さについても、はっきりした線はありません。1年働いた人も、数ヶ月で辞めた人も、どちらも第二新卒として扱われることがあります。
気になるときは、求人票に書かれた条件をそのまま読むか、面接で確認するのが確実です。曖昧なまま自分で「たぶん対象外だろう」と決めてしまうのが、いちばんもったいないと思います。
私は当時、勝手に対象外だと思い込んでいました。
「既卒」との違い
似た言葉に「既卒」があります。並べるとこうなります。
- 第二新卒… 卒業後に就職して、短期間で退職した/退職を考えている人。就業経験がある
- 既卒… 卒業したあと、正社員として就職していない人。就業経験がない、または短い
この2つは、企業から見ると評価するポイントが変わります。第二新卒は「短くても社会人経験がある」ことが前提になり、既卒は「これから初めて働く」ことが前提になります。
どちらが有利という話ではありません。自分がどちらに当てはまるかで、応募する枠が変わるというだけです。
なぜ企業は第二新卒を採るのか
企業が第二新卒の枠を作っているのには、はっきりした理由があります。
- 基本的な社会人経験がある … 名刺の渡し方、メールの書き方、報告の仕方。短期間でも一度やっている人は、教える手間が少なくて済みます
- 新卒採用で足りなかった人数を埋められる … 予定していた人数が採れなかった、辞めた人がいる、という事情があります
- 年齢が若く、これから育てられる … 前の会社のやり方が固まりきっていない時期なので、受け入れやすいと考える企業があります
つまり「早く辞めた人を仕方なく採る枠」ではありません。企業側にも、この層を採りたい理由があります。
第二新卒が有利になる場面
経験が浅いことを前提にした枠なので、次のような場面では動きやすくなります。
- 未経験の職種に移りたいとき
- 研修や教育の仕組みがある会社を探したいとき
- 実績よりも、これからの伸びしろを見てもらいたいとき
30代を過ぎてからの未経験転職は、実際にはかなり難しくなります。職種を変えるなら、この時期はいちばん動きやすいタイミングです。

第二新卒でも不利になる場面
一方で、枠に入れば自動的に通るわけではありません。
採用する側が気にしているのは、在籍期間の短さそのものではなく、「またすぐ辞めるかどうか」です。
次のように見えたときに、不利になります。
- 辞めた理由を、他人のせいだけで説明している
- 何が合わなかったのかを、自分の言葉で言えない
- 次の会社で同じことが起きない理由を示せない
逆に、この3つが言えていれば、期間の短さはそこまで問題になりません。むしろ「自分に合わない環境を早く判断できる人」として見られることもあります。
詳しい伝え方は、短期離職の記事に書きました。私はここで一度失敗しているので、同じ遠回りをしなくて済むように書いています。
応募の前にやっておくこと
やることは、多くありません。
- 辞めた理由を「合わなかった条件」に翻訳する … 人を主語にせず、条件を主語にします
- 合う条件を3つ書き出す … 合わなかった条件の裏返しが、次の物差しになります
- 短くても、やったことを棚卸しする … 使ったツール、覚えた手順、任された範囲
3番目は、そのまま職務経歴書に使えます。
そのうえで、求人票を読むときに確認しておきたい5つを見ておくと、応募先で迷いにくくなります。
一人で抱えないほうがいい時期でもある
最後に、経験からひとつ書いておきます。
会社を早く辞めた直後は、視野が狭くなります。「早く決めないと」という気持ちが強くて、自分に合う条件を考える余裕がありません。私はその状態のまま、待遇だけを見て次を決めて、また合わない職場に入りました。
第二新卒の時期は、枠としてはいちばん動きやすいのに、本人の判断力がいちばん落ちている時期でもあります。だから、決める前に一度、誰かに話してほしいと思っています。
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